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絶対泣かない

評価:
山本 文緒
角川書店
¥ 460
(1998-11)
コメント:様々な職で働く女性の悩みや喜びを描いた、読むと元気が湧いてくる短編集。ドラマ「泣かないと決めた日」とは無関係です(笑)


私の10歳上の従姉妹はよく泣きます。

先日、3歳の娘の前でも泣いてしまったらしいのですが、
その時、娘に言われたそうです。

「(自分の名前)は泣かないよ。ママもパパみたいに強くならなきゃね。」

3歳にしてこんな台詞を母に向けて言った子どもも、随分空気を読んでいるお子様だと思います。


子どもに説教されてしまった従姉妹だけど、彼女は私の母方の親戚の中では一番の出世頭です。

負けず嫌いで完璧主義、自分で出来る事は何でもする。

学校の進路指導で勧められた通り医師になって
今の時点で取れる資格は全て取ってしまって
更に子育てに研究にと日々邁進している人です。

それでも、泣き虫なのは昔から変わらないのです。


卑屈で何も成果を残すことができない自分とは正反対。

母にもよく比較されて惨めな気持ちになったことがあります。


それなのに昔の私は内心、何かあっても人前で泣いたりしないという点で従姉妹より精神的に大人で強いと思っていたのです。

今では子どもっぽい意地っ張りだったと思います。

そして泣けることは弱いのではなく、弱さを認める余裕のある彼女の「強み」であると私は思います。




さて、何故そんな身内の話をしたかというと
いい年して未だにニートの自分にいい加減嫌気が差して死にたくなったからです。


というのは嘘で、

私が最近読んだ
「絶対泣かない」
という山本文緒著の短編集がそれぞれ置かれた境遇でそんな風に懸命に働く女性達にスポットを当てた作品だからです。

これと同タイトルのお話があるのですが、何故このタイトルになったかを実際に読んでみて理解して頂きたいです。

とても読みやすい文体で、作者の主人公達に対するあたたかい目線が感じられます。
読後感もさわやかで前向きになれる気分にさせてくれるので
ちょっと空いた時間に本を読みたいという方にも向いています。


私が今した話を踏まえなくてもいいです(笑)

でも、この「絶対泣かない」には、本編のあとがきの後に「涙の力」というエッセイが収録されているのです。
それは16番目のお話として作者が書くつもりだった方が本人自ら書いた物だそうです。

「絶対泣かない」はずなのに最後に「涙の力」が語られるとはこれいかに?
そして何故、作者自身はその話を書かなかったのか?


1つ1つは関連性のないバラバラのお話ですが、全部のお話を読んだ時にはきっとにやりとしてしまうでしょう。


じんわり心のあたたまる、女性だけでなく働く人全てに捧げた応援歌のような本です。

読書の意欲も湧いてくる季節になりましたし、
気になったらチェックしてみて下さい^^


ジャンル問わず、皆様のお勧めも教えて頂けると嬉しいです。


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