花は蝶を招くに心無く
蝶は花を尋ねるに心無し
花開く時 蝶来たり
蝶来たる時 花開く
つまりは無為自然。
皆自然のあるがままに、なるべきようになっているという事。
この言葉は好きだけど…
僕は花には心があると思う。
花は蝶を呼び寄せる為に蜜を湛えているわけではないけど
蝶に自身の花粉を運ばせる為に蜜で蝶を呼び寄せている。
そう、蜜は誰かの為にあるわけではなく、自分が生きる為に存在するもの。
だから、誰かの為になるにはまず自分が誰かを呼び寄せるだけの甘い蜜を備えていなければならない。
それが本当の優しさというもの。
僕は人を救う事で自分が救われていた。
それはきっとそうする事で自分を認めて欲しかったから。
依存させる事で相手を支配したかったから。
優しさなんてものは、ない。
でも、今……
君がただ居てくれているだけで溢れてくる幸せを知ってしまったら、そんな事はどうでもよくなってしまった。
好きだから。
それで誰もが納得してしまう。
結局人は、重力のように恋に堕ちていく。
word:2009/9/21
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