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魔女の見習い

日曜日に新型インフルエンザの予防接種の予約をしていたので行きました。

本当は私はそれ程望んでいるわけでもなかったのですが、こういった事には過敏な母のお膳立てによって有り難く受けることができることになったのです。

予約先の病院では受け付けも問診も滞りなく済み、注射はしっかり刺されるのを見ていたにも関わらず痛みを感じる間もなくあっという間に終わりました。


その後、昼食を取りながらこのまま帰るべきかどうか少々悩みました。

というのも、実はその日はお茶会があって、私はそれに参加するつもりでいたのです。

少し早く起きすぎて寝不足気味なのもあり、どうしたものか考えていたら、ダマン卿から連絡があって、少しでも体調に異常を認めたら即刻撤収するよう言われました。

でも、お茶会はそれ程に頻繁にあるものではないし、体調も問題ないと判断した為に途中参加することに決めました。


道を間違いつつお茶会会場に到着したら、既に参加メンバーが揃っていました。

これはただのお茶会ではありません。
魔法を使いたい人、魔法を見たい人、両方を楽しみたい人達が集まる
楽しい魔法のお茶会」なのです。

お馴染みのメンバーも少なからず居るのですが、その場には初顔の人も居たので自己紹介をし合ってそれぞれ雑談を楽しみつつ魔法の話に入りました。


ダマン卿は私と同盟関係にあって、経験も知識もとても豊かな魔術師です。
私は彼から今、魔法の基本を教わって見習い中の身です。
その日も彼が魔法を使うのを傍で見て勉強しました。

相手は初顔の人で、魔法の知識はあって魔導書も何冊も読んで自分でも試してもみたけど、
ほとんど使えたことがなくてショックを受けていて、今回のお茶会に興味を持って参加したそうですが、
今までの経験から自分には魔法は見えない、使えないという否定的な本人自身の認識をまず払拭しなければなりませんでした。

魔法は誰にでも見えるし、恐ろしいものではない。
ただ、見たいと思えばいい……。
そう教えて反魔法の毒素を薄めました。


そして、見たいと思った彼女にまず誰に魔法を掛けてもらいたいかという問いでダマン卿が指名され、とても初歩的な魔法を披露しました。

合わさった指先が接着剤で塗り付けたみたいに離れなくなって、手が石になって固まってしまう魔法です。

そしてその魔法は……もちろん実現しました。

ダマン卿の手に掛かればこの程度の事は出来て当然、そして魔法は望む人に見れて当然なのです。

はじめて魔法を体験したと実感した彼女はとても驚いたようですが、その実感を得られた事に対して私達は祝福しておめでとうと拍手をしました。

まだ反魔法力は完全には抜け切れてはいないようでしたが、かつて魔法を見ながら実感できずに認めなかった私に比べたらそれはずっと早い、顕著な進歩でした。

彼女ならば、もしかしたらその内自分の前世の記憶を蘇らせたり、天井に何処までも広がった青空が見えるようになるかも知れません。

魔法は使い方を誤れば恐ろしい事も起こりますが、人をとても楽しく幸せにする事が出来る素晴らしい力です。

このお茶会に集まる人達は、そうした魔法をみんなで共有して楽しんでいるのです。


私はダマン卿に誰かに魔法を掛けてみる事を指示されましたが、結局はしませんでした。

みんな、私よりも魔法の知識も経験も豊富で、そういった人達に相手になってもらう事は、私の未熟な点を分析して指摘してもらえるという点ではとても有益です。

でも、私はそれよりも魔法を全く見たことがない人に見せてあげて、感動を味わって欲しいという願望があるのです。

本来ならば、当日出席したその人に挑戦してみればよかったのですが、未だ自分の実力不足を感じていたので、師匠のダマン卿の腕並みを改めて見る事で文字通り見習うことにしたのです。

私もしっかり覚えてそのイメージを繰り返し練習してちゃんと使えるようになりたい。

私が本気で魔法を使えるようになりたいと思っている事を知った主催のクロス卿は、ダマン卿に学べば何も心配いらないと後押しして下さりました。


クロス卿とダマン卿は同じ時期に魔法を学び始めた魔術師で、道は違えど長きにわたる友人関係にあります。

閃光のクロス卿の魔法は基本に加えて独学により構築された特有の体系を持っておりその手から繰り出される術は鮮やかで華麗、そしてスピードにおいては誰にも引けを取りません。
まさに閃光の称号に相応しい魔術師でしょう。

それに対してダマン卿の魔法は基本にとても忠実で、一見すると地味に見えてしまうかも知れません。
しかし、それなくして発展も独自のスタイルを取り入れることもできません。
そして彼はじっくりと魔法の世界の扉を開いて相手を誘い、更に呪文を上書きする事で魔力を強化する技にも長けています。

だから彼を師匠とするのはとても適切な事であり、私は基本的な手順や呪文を修行しているところです。

後はまず経験を積む事。
そして場数を踏んで反省しては改善していく努力をしていかなければなりません。

魔女になるのも、そんな簡単な事ではないのです。
もちろん、一人で行える魔法も沢山ありますが、私達はあくまで誰かを楽しませる為に使える魔法使いを目指しているから、それに恵まれる機会を得る事も修練の内に入るのです。

それでも私はいつか、大クロス卿のように、……いや、私にしか出来ない、みんなを楽しくさせる素敵な魔法を使えるようになりたい。


因みにダマン卿や私と同じ同盟関係にあるヴェネフィクスは、一部では暗黒卿と呼ばれるのですが、この方面に関しては一人前の魔術師であるとは言えません。
彼は魔法を読み解く才には長けているのですが、魔法そのものに関しては他人の魔法を盗んでちょっかいを出してばかり。
そして基礎を欠いているのでお茶会がある度にいつもそこをしっかり修得しろと指摘されています。

彼に真面目に学ぶ気持ちがなければ、私が彼を追い抜く日も遠くないかも知れませんね。

初心者向けの魔法講座も為になりました。


お茶会の後、参加出来るメンバーで晩餐を楽しみました。

クロス卿が魔力を石にエンチャントした話をしたので、人の気の流れを読み取る術について興味を持っていた私は自分の気の状態について訊ねてみたら、今は体調が優れた状態ではないと見られました。
でもそれは予防接種で注入された毒によるものであってやがて回復するだろうというような事を告げられました。
とりあえず、それ程深刻でないようでよかったです。
予防接種による副反応もないと自覚症状は言っていいくらいだし。


それでも、その日は自重して早めに帰ることにしました。
休日の終バスにも2本前くらいで間に合う時間でした。

……ただその間に、ちょうど一服してお茶ができる時間が空いてしまいました。
仲間とコーヒーを一杯飲むのも辞退して帰ったのですが、最寄り駅周辺でお茶をできそうなのはミスドくらい。
お手洗いを利用したかったのもあり、これは運命の導きだと思い一人ミスドに入店しました。

夜遅くに一人ミスドでドーナツを食べコーヒーを悠々と落ち着いて飲むのは久々で懐かしかったです。
そして、気になっていたクリスマスリースも食べることができました。

こうして私はちょっとした願望を叶える事もできて、問題なく帰宅できました。

そう、これももしかしたら私が願い続けて生み出しすことのできた、ちょっとした「魔法」だったのかも知れません。


誰でも魔法は使える。
みんなにも視れるようになればいいのに。




この日記をどこまでを真実と見るか、ネタと見るかは読み手の皆様にお任せします。

お茶会に参加された魔女・魔術師の皆様、お疲れ様でした。
何か文句があったら遠慮なくどうぞ。
もっとカッコいい名前や称号が欲しいという希望とかwww



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