その日の朝は、携帯で目覚ましをセットしていたのですが、偶然にもその頃に目が覚めました。
鼻炎も全く起こる気配はなし。
天気も上々。
これは最高に恵まれた日だっ!!まぁ、私は足に変な傷はありますけど、ファンデでちょちょっと薄くしておけばきっと誰も気にしない(・3・)♪
披露宴は午後からでゆっくりできたので、たっぷり時間をかけてメイクをして着替えて食事をして、13時に予約していたホテル内の美容室に行きました。
コスにも使う目的で購入した前髪ウィッグにカチューシャを自前で持参して使用して、雑誌や美容師さんの意見を参考にしつつ髪型を決めてセットしてもらいました。
こういう時のヘアメイクは一人ではまずできないような凝った髪型をするもので、こういうイベントでもない限り、なかなかできません。
4日の兄の結婚式では
「人形みたい」
「何かキャラっぽい」
「でも似合っている」
と、わけのわからない微妙な評価をされた私ですが、今回は少し雰囲気を変えてもらいました。
その間、既にばっちりドレスアップの完了したMが来て私の部屋に荷物を預けに行ったりと友人と連絡を取り合い、ヘアメイクが終わったら美容室を後にして、披露宴までの空き時間をどうしたものかとホテル内を歩いていたら
前方に見覚えのある頭発見。
後ろから回り込んで確認したら、やはり同級生で当時男子寮の総寮長をしていたMくんと、その嫁であるEでした(イニシャルが被ったりして判りにくいなー;)。
この夫妻こそが今回の新郎新婦のキューピッド役となった、先述した同級生カップルなのです。
回り込まれているとは気付かず、声を掛けられて驚いていましたが、二人は当時と変わらない印象で再会を喜び合いました。
程なくして、同じく親しくしていた友人のNaちゃんやN(どうしよう、イニシャルも頭文字も同じだw)も来てとりあえず5人で行動を共にすることにしました。
でも、皆受け付けの場所が判らない。
式場は上だから…と見当を付けてエレベーターで行ってみたらハズレで、それじゃ下かとまた降りてみて、
いや、ここも何もないだろうと階段で1階まで降りてそれでも判らなかったので
受け付けをすると言っていたMに私が電話をしてみたものの、繋がらない。
まぁ、受け付けをしていたら手が空かないだろうという事で結局フロント近辺のスタッフに訊いてようやく受け付けの場所を突き止めました。
上下右往左往してスルーしまくっていた階にありましたwww
そして、目的の階に辿り着いてどっちかな…?なんてきょろきょろしていたら……
控え室に居た新郎新婦にばったり遭遇してしまいました(笑)
本番前ですがもう見ちゃったものは仕方ないので、その場で皆でお祝いの言葉を贈りました。
ウエディングドレスを纏ったAはとても綺麗でした。
でも、そこであまりきゃっきゃとしている場合でもないだろうから、挨拶もそこそこにようやく正しい受け付けのルートへ流れて行き無事に全員受け付けを済ませました。
それからその場に集まっていた懐かしい高校時代の先生とも会って挨拶をした後、時間まで仲間内で語らい過ごすことにしました。
テーブルに置いていたバッグの中の携帯がブルったのでバッグから携帯を取り出そうとしたら、バッグをテーブルから落とし、その際にバッグの飾りにストッキングを引っ掛けて破れて小さな穴がいくつか開いてしまった!!Σ( ̄ロ ̄;)
でも、そこでショックを受けていないで頑張って携帯を取ったらYからの着信で、出たら
その瞬間に切れました。
最悪のパターンだorzでも負けるものか!!とこちらから掛けてみたら
繋がらない。
きっとエレベーターか何かで移動中なんだろう、
私は待っている。決して諦めたわけではない!!
という小ハプニングが起こり、そんな一連の私の様子を見ていたみんなに大丈夫?と声を掛けられましたが、
「大丈夫、私は昔からこんなキャラだから〜(*^▽^*)」
と、返したら
「そう言えばそうだったなぁ」
「見た目とギャップがあって……」
「天然と言うか」
しみじみ納得されちゃいましたorzとりあえずストッキングは伝線もしていないしそれ程目立たなさそうで大丈夫だろう、という事にしたのですが
そこで昨夜作った傷を見付けられてしまい
「
いや、これはまた別物」
と、昨夜の出来事を軽く暴露することになりました。
内心アホだと思われたかも知れませんが、もういいです。
理解のある仲間達ですから。
そうこうしている内にとうとうYとも連絡が取れました。
上階に居ました。見事にすれ違い(´д`;)
合流できて、感動している間もなく入場の案内がされ、
最後にちょっとメイクがヤバくなっていてボロボロな私は化粧直しの為に化粧室に駆け込み、四苦八苦して見られる程度に修理をして急いで会場に向かおうとしたら、またしても新郎新婦に遭遇。
「まだ居たの!?もうみんな上がっているよ!」
と、言われてあわあわしながら先に行こうとしたら
「
それではエレベーターが来ましたので一緒に行きましょう」
と、案内人の人が言い出し、ふぇ?とか言う間もなく一緒に新郎新婦と一緒にエレベーターに乗り込むことになってしまいました/(^o^)\
エレベーター内でAや新郎のKくんと笑いながら
「よく似合ってるよ〜!!いいよ、キャラっぽくて♪」
「やっぱりキャラなのか私はぁ!!(゜∀゜)・∵.ゴフォッ」
と、友人間ならではの砕けた会話をしていましたが、考えたらとんでもないよ。
式場のある階に辿り着き、先に逃げるように会場に入りました。
もうテーブルの空席は一つしかなかったのですぐに判りました。
目立ったかも知れないですね……もちろん、悪い意味で。
危うく新郎新婦と一緒に登場するところでした。
ほっとして席に落ち着いたら、待ちに待った披露宴が始まりました。
粛々と新郎新婦が登場して歩いて来て……
こういう時って写真に撮って最高の瞬間を押さえるべきか、自分の目に焼き付けて盛大な拍手を贈ってあげるべきか迷うんですよね。
でも、私は欲張りなので両方選びましたw
披露宴はホテルで行われる一般的なものなのですが、実は新郎の家はお寺で彼は僧侶になったのです。
高校生の頃はそんな将来を彼自身、考えていたかどうかも知りませんでした。
本人の家柄の事も知らなかったし、卒業してからは暫く違う事をしていたので、彼が丸坊主になる姿を想像してもみませんでした。
一方、Aはと言うと…寺とは関係のない家庭に生まれた子ですが、子どもの頃からお地蔵さんやお寺が好きな子でした。
そういったものが好きだという事は私も知っていましたが、同じテーブルに居た大学時代の友人曰く
「
将来お寺のお坊さんと結婚したい」
と、言っていたそうです。
それじゃ今回の結婚はAにとって
願ったり叶ったりだったんだと知り、二人の深い縁を感じずにはいられませんでした。
新郎側の人達も、「今時珍しい、いいお嬢さんでとても嬉しい」と言っていて非常に喜ばれていました。
そんな二人の話を聞いて改めて本当によかったなぁ、Kくんは頼りになるからね。
そう言えばKくんは卒業式の日に私の頭を撫でてくれたっけ……
別に何とも思っていなかったけど、あの時はグッときたなぁ。
またKくんに頭を撫でてもらえたら、私はまた頑張れそうな気がする。
とか、何処の詩音みたいな妄想展開をしていたら、ぽーっとしているのを同じテーブルの友人に指摘されて
「いや、昔Kくんにお世話になった事を思い出して……」
と、もごもご返していましたwww
そんな感慨に浸りつつ運ばれて来たご馳走を味わっていたら
「それではお二人にケーキのご入刀を……」
えっ!?Σ( ̄ロ ̄;)
早くない!?
同じ事を思ったその場に居た友人達と顔を見合わせつつもしっかり写真を撮ってイベントをこなしました。
それからスピーチやブーケ引き(ブーケに紐が何本か付いていて、それを1人一本ずつ持ち、それを引っ張ってどれか一本が、見事ブーケに繋がっているというもの)やみんなでキャンドルに火を付けたりと色々イベントがあり、どれも楽しかったのですが、やはり展開が早くて
その間に他の席の友人や先生と話して写真を撮ったりして、一段落したらまた食事の為に席に戻って料理を食べるものの、
シャッターチャンスがあったりすれば席をまた立ち、主役である新婦のAの写真から目線をなかなかもらえなくて
「
こっち向いてぇ〜〜!!(>_<)」
等と、お前何処の片想いの女の子ですか?的な発言をしたりしてかなり必死でした。
そしてみんなで写真を撮って見直して、何だか異様に自分が白い事に気付きました。
これはフラッシュとかそういうアレなのか?
普通の腕(友人)。
私の腕。
同じ写真でこれは一体……マネキンみたいで我ながらキモかったです。
ていうかわざわざこんな妙な比較をしなくてもいいんですが、何の画像なしも寂しいかと思ってw
お色直しして和装になったAは可愛かったし、Kくんももう立派なお坊さんといった風情で感激でしたが、……しょ、食事ががが(´д`;)
和風メインで懐石料理のようなメニューでどれも一品ずつは女性にはちょうどいいくらいでヘルシーな感じでとても美味しかったのですが、
そんなテンポの早い流れだったので、暇ができた時に懸命に食べるという感じになっていました。
参加者ですらこんなだから、主役二人は何も手を着けられなかっただろうな、可哀想に。
その内新婦のAがスピーチを始める段階になって披露宴もクライマックスに。
やべ(赤飯、デザート、コーヒーかきこみ中)。
Aは手紙なしで自分の言葉でそつなく父親にスピーチしてさすがと思いました。
もちろん、そういう時は控えめに写真を撮り、静かに耳を傾けています。
そして父と娘が抱き合い、新郎父と新郎が締めの挨拶をする場面やはりグッときましたね。
目が熱くなりました。
号泣しなかったのは、きっと前日に涙腺から涙が出る代わりに全部鼻から出てしまったから、なんて言うと……
全然素敵じゃありませんね(*^-^*)
それから全てが終わって新郎新婦が盛大な拍手で送られて退場したのですが、
私にはまだ料理が残っている。
帰れコールが発せられる中で最後のケーキを何とかたいらげて、私も無事終了できました。
せっかくのご馳走をあんな食べ方をしてしまってもったいなかったな。
そんなわけであっという間の披露宴が終わり、小休止した後に二次会会場へ。
ホテル外からタクシーを使って到着したそこはバーで、貸し切りでごく親しい仲間同士の砕けた飲みを楽しみました。
久々に会った同級生のKaくんに
「あっ、どうもKaです!」と言われたので反射的に
「あっ、どうも零と申します!」と返してしまいMに
「申しますってそりゃないやろ?なぁ、今のネタよな?」
と、ツッコまれましたが、
すみません、思いっ切り素でした(つ∀`)
そんな相変わらずの私でしたが、Nの旦那さんと激カワな娘(1歳4ヵ月)と絡んだり、ビンゴ大会でフィーバーしたりと私なりに存分に楽しみました。
そんな一時は過ぎるのはやはりあっという間で、解散後に何とか新婦をお持ち帰りすることに成功して、全席個室の飲み屋で親友同士の語らいをしたのですが……
環境としてはまたとない場なのに、HP/MPを鑑みるととてもみんなを催眠術に誘導できる状況ではなく、今回の課題達成は失敗しました。
至らない×3で申し訳ない!!>1号
でも、女という生き物は疲れていても自分が話したい事ならばいくらでも話せるもので、今回の披露宴の裏話や高校時代のネタ話、そしてまた恋バナ等で盛り上がり、気の置けない女友達同士でぶっちゃけトークをして大笑いして過ごしました。
その時は本人にとって必死な出来事でも、後になって笑い合えるって素敵な事だと思いました。
そう長い時間ではありませんが、Aとも話せて満足してその日はさすがにみんなお疲れだろうとホテルに移動して延長戦なんてこともなく解散しました。
興奮冷めやらぬ……というつもりはなかったのですが、結局3時過ぎまで寝付けませんでした。
でも、心地いい疲労感に浸って翌朝起きれなくなったらマズいのでモーニングコールを予約しておいて眠りに就きました。
(エピローグに続く)
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